先日、お客様から「相続した空き家を2年前から売りに出しているが、売れない」と
相談されました。新たに査定して欲しいとも言われました。
お客様には、売却希望価格が有り売却依頼している業者が希望価格を下回る価格で
媒介契約の更新を伝えてきたとのことです。
2年前の媒介依頼価格からかなり値下がりしているのに又値下げを言われ納得出来ない
ご様子です。弊社の査定額を希望の価格で出して欲しいような言い回しでしたが、現地を
調査しないと査定は出ないので後日ご連絡すると約束しお帰りになられました。
弊社で周辺の売買事例、現地の現状を調査し査定しましたら、希望価格の3分の２の査定額
でした。元々の価格が高すぎた事が原因で、業者の媒介物件争奪戦に巻き込まれてしまわれたと思います。売る人は1円でも高く売りたいと思われるのは当然だと思いますが、買う人
は1円でも安く買いたいと思っているわけで、結局相場でなければ売れないのです。
インターネットの普及で一括査定サイトが盛んに宣伝しています。一度に５社一括査定
査定額○百万の差なんて書いて有ると高く売れる会社に依頼しようと思われるのが当然で
すが、査定額と実際に売れる価格が大きくかけ離れればより売却出来る日は遠のきます。
美味しいうたい文句に踊らされ、大事な時間を無駄にしないよう気を付けてください。
